月の風船

娘の洋服を中心にハンドメイドの記録をのせてます。時々、ゲームやドール服関連も載せています。

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洋画「ダウンサイズ」

SFコメディという響きに惹かれて、視聴

 

暇に任せて映画を見て、レビュー書いてたら1月までストックができちゃいました。

9月の話を1月まで引っ張るの、なんだか嫌なので早めにストックを出していきたいと思います。

 

視聴日:2024年9月U-NEXT

 

あらすじ

人口増加による地球で人間やその他の生命体を14分の1サイズにする技術〈ダウンサイズ〉が生まれる。

ポールは低収入で妻が望む暮らしを手に入れることができない。

ダウンサイズすることで、食費や家の大きさなども小さくなるため、今の総資産でかなり裕福な暮らしができる。

ポールは妻のためダウンサイズを受けることを選択するが、妻は直前で怖くなり逃げ、離婚へ。

小さくなれば上手く行くはずだった彼の人生はどうなる??

 

ダウンサイズを受けるには

永続的な医療技術として確立されています。

ただ、人工股関節などが入っている場合、その部分は縮まないため、受けられない人もいる。

ダウンサイズを受ける前に、現在の総資産からダウンサイズ後の家などを決めるカウンセリングがある。

 

世界各地にコロニーがあり、ダウンサイズした人も特別な席があり飛行機や船に乗れる。

小さくならなかった家族や友人とも会えなくなるわけではない。

 

まず、髪や眉毛などの全身の体毛を剃る(常在菌の問題?)

全身麻酔後に、腸内洗浄し、銀歯や義歯などを抜く。

電子レンジみたいな機械に入り、小さくなったところを普通の人間がフライ返しみたいなもので小さなベッドに乗せて行き、小さい人間のナースが待つ病棟へ送られる。

 

ダウンサイズによる影響や問題

ダウンサイズを希望する人が増えたため、不動産や車など数々の経済が大暴落。

また、政治運動家などをダウンサイズ化して無力化するなど人権を無視する国も出てくる。

 

ダウンサイズした街にも貧富の差があり、スラムみたいな場所で暮らす人もいる。

(ダウンサイズ後に離婚して、無一文などの理由がある)

中には、ダウンサイズの街で儲けるために元の大きさの家族と共謀し、希少品を売り捌き、さらに富を築くものもいる。

 

ダウンサイズ化したものの…

ダウンサイズ化を希望し、実行する人が思ったより少なかったのか環境破壊は進んでしまう。

そこで一部のコロニーでは地下で種の保存を図ろうとする。

 

コメディとは…

ここまでお読みの皆さんも勘づいておられるかもですが、笑いどころどこなの!?

全然、コメディではありません。

SFヒューマンドラマです。

正直、小さくなっちゃってからのドタバタを期待してたらそうじゃなかった。

 

期待してたものと違ったけれど、設定自体はかなり凝っていて序盤は面白いです。

 

ただ、ダウンサイズによる影響や地球環境の深刻さなど考えるべきテーマが多くて、全体的に何が中心なのか薄味になっちゃってる気がします。

 

・ダウンサイズした人間とノーマルサイズの人間の関係

・政府などによる悪用の有無

・ダウンサイズした世界での倫理や道徳

・環境破壊による新たな脅威

 

たぶん、映画じゃなくてドラマとかで話数分けた方がもっと面白かったんじゃないかな…。

色々考えながら見れる映画だと思います。

 

個人的にはポールの生き方が決まったのが良かったと思います。

ポールは自分の母親の介護を理由に医者になり損ねたり、妻のためにダウンサイズ化したものの裏切られたり。

誰かのために何かするけれど、こんなはずじゃなかった…と不満げ。

たぶん、優しいんだけど芯がないから流されながら生きている感じ。選んでいるようで、選ばされている。その結果、自分の人生が曇ってる。

 

その一方で、途中で出会うノクは自らも大変な立ち位置だけど、純粋に助けたいという気持ちで見返りもなく頑張る。

 

最後はノクと生きることを心から選択したポールは幸せそうに見えます。

 

 

私だったらダウンサイズしないかなぁ…

 

ではでは!