ティム・バートン監督の作品。
実話が元になっています。
公開当時、CMでみて気になっていたので見てみました。
視聴日:2024年9月 U-NEXT
あらすじ
マーガレットは娘を連れて離婚する。
働いたことがない彼女だったが、美大を卒業していて、家具のペイントをする仕事につき、日曜は似顔絵を描いていたが生活はいっぱいいっぱい。
似顔絵を描いている公園で同じく画家の男性のウォルターと出会い再婚する。
ウォルターは自分の絵とマーガレットの絵を売りに出すが、売れたのはマーガレットの絵だけ。
マーガレットの絵を自分が描いたと嘘をついてしまう。
そこから、瞬く間に絵は流行となり2人とも後には引けくなる。(当時の時代背景として女性画家は成功しにくかったのもある。)
どんどんお金儲けに走るウォルター。
マーガレットは脅されながら引きこもって絵を描く毎日。ついには娘に嘘をつくことにもなる。
ウォルターから離れ、自分の絵であると裁判を起こすマーガレット。
勝利は掴めるのか。
サイコパスウォルター
ティムバートン監督と聞くと、おどろおどろしいイメージがありますが、意外と画面的には暗くなく、進行します。
ウォルターの画家として名声を得たいという欲深さがグロテスクです。
実際、商才はかなりあったので画廊のオーナーなら成功したんだと思います。
ただ、彼が夢見たのは画家。
10年の月日の中で、自分の絵では無い物が売れる劣等感やバレるのでは無いかという焦燥感、周りから与えられる栄誉などが彼を壊してしまったのかもしれません。
(ただ、盗作はもっと前からやってた可能性が映画で示唆されています。)
後半、マーガレットとその娘をマッチの火を投げつけながら追い込んでくるところはとても怖いです。
裁判のシーンも狂人と言えるでしょう。
ファッションも見どころ
マーガレットが着るドレスや普段着も、その当時の時代に合わせた服になっていて新鮮で可愛いです。
私は赤のワンピースとハワイで絵を描いてる時に着てるストライプシャツが好きです。
コメディーばかり見てましたが、真面目な作品もいいですね!
ではでは!