月の風船

娘の洋服を中心にハンドメイドの記録をのせてます。時々、ゲームやドール服関連も載せています。

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洋裁CADをやってみよう~お気にいりのTシャツを元に製図②~

続きを頑張りましょう!

 

線を引いてみましょう!

まず、線を引くには洋裁CADでは点が必要になります。

この1つ前で原点を描いてるので、この準備はOK。

あとは、線を引く方向は角度で示します。

点を基準にして、右は0° 上は90° 左は180° 下は270° これを覚えましょう!

(ー90°と打っても反映はされるみたいです。私はマイナスを打つのが面倒派です。)

図の順番に沿って選択や数値を入れてみてください。ここで、先ほど定義した要素が役に立ちますよ♪

 

今回は後ろ見頃から作っていきます。

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 ちなみに、先に点を打っておけば2点直線でも線が引けます。

これで、原点から下向きに直線が引けているはずです。(ここが背丈になります)

 

バストラインの高さを測ろう

Tシャツにメジャーなどを当て位置を探ります。(定規持ってくればよかった…) 

背丈のラインと袖下のラインが交わるところがバストラインの開始点になります。

(下の画像では、メジャーが背丈ライン、白い紙がバストラインです)
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バストラインの開始点を打って、バストラインを描こう

先ほども説明した通り、線を描くには点が必要です。

つまり、バストラインをどこからどこに向かって引くのか決める点を描く必要があります。

ここでは、点要素を選び、オフセットXY点を選びます。

すでにある点から、X方向(上下)、Y方向(左右)にいくつ離れた点を描くか定義できます。

以下を覚えましょう!

上に行くときはプラスなのでそのまま、下方向にはマイナス(-)を付ける

右に行くときはプラスなのでそのまま、左に行くときはマイナス(ー)を付ける

今回は首元から下向きに線を引きます。

そのため、開始点は原点、下方向なのでY方向はマイナス(ー)をつけて入力します。

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点を書いたら、先ほどの線要素を選んで、打った点から右方向に線を引くので、角度は0°です。長さはバストラインなので胸囲の計測値です。

 

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裾を定義しよう!

 裾の点はどうするのか…。すでに線があればそこに点はあります。終点です。(名台詞風)

直線の定義画面を開いてから、線の端をクリックすると…青くなります。

そこが終点です。この操作で始点や終点を選べるようになると簡単になります。あとは裾の長さを入れればOKです。

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襟ぐりを描こう!

襟ぐりは中心と肩のラインを曲線で結んだものになります。

そのため、肩が中心から何㎝横に移動して、何㎝上に上がっているかを調べる必要があります。

私はこんな感じで測定してみました。

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測定したら、点要素からオフセットXYを選んで入力します。

次に、曲線を描きます。曲線要素、多点ベジェ曲線を選びます。

首の中心の点を選択して角度は0、次の枠に肩の点を選択して角度270°を入れます。

角度の考え方は図をご覧ください。マウスホイールで微調整ができるので自然なラインに調整します。

曲線は私はかなり苦手でベジェ曲線なんて何のことやら…。

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できましたら、肩のラインもTシャツを元に測定して、オフセットXYで点を描きます。

直線要素→2点直線で首と肩の点を選択すると肩の線がひけます。

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ここまででいかがでしょうか?

CADで製図しつつ、スクショ、パワーポイントなどを使って編集しているので見にくいところや指示の番号が変わっているところがあるかもしれませんが、おおよそこれで出来るはずです。

ご意見、ご感想、それよりもこの書き方がいいよ!等お待ちしております。

 

次回は、難関の袖ぐり編です…。