月の風船

娘の洋服を中心にハンドメイドの記録をのせてます。時々、ゲームやドール服関連も載せています。

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計画無痛レポ

今回は私の計画無痛分娩の感想を書いていきたいと思います。

入院中の次女の診察待ちの時間に書いてます。

長いです。(2000文字あります!)

興味がある方のみ適当に読んでいただけたらと思います。

 

私が通う病院では、平日の日中のみ無痛分娩が行えます。

経産婦であれば、計画無痛といって内診した子宮口の状態や前回の出産週数などを踏まえて、先生達がどのくらいの週数で産むか考えてくれます。

それプラス、麻酔をかける先生の出勤体制や分娩予約などの調整をして入院日を決めるようです。

 

私が無痛を選んだ訳

①計画が立てやすい

長女が夏休み中ということもあり、誰かがお世話をしないといけません。

夫が対応予定でしたが、仕事上、それなりにスケジュールを調整する必要がありました。

 

②前回が壮絶だった

長女の時は普通分娩でした。

途中まで順調だったのに、途中で停滞し、陣痛促進剤を使うことに。

この促進剤が痛い!

使わなくても痛いとは思うんですけど、「人は痛みで狂う」「拷問されたら有る事無い事言っちゃうから意味ないと思う」などを感じるレベル。

パニックになって、赤ちゃんにも影響がでて、気づいたら酸素10リットル投与されててました。

しばらく、自分のパニックのなりやすさにトラウマを感じました。

 

③身近な口コミ

妹が第二子出産の時に無痛にしました。

完全に痛くないわけではなかったけど、予定が決めやすいし、体力の残りが違う!

やって良かったとのこと。

 

実際の流れ

①予定の前日に入院して、内診

内診の結果、子宮口の開きがイマイチなので処置が必要とのこと。以下の2択が提示されました。

 

・ダイラパンというポリマーの棒を入れると、夜間に生まれちゃうかも。

・ミニメトロという水風船みたいなのを入れると、明日生まれないかも。

 

産まれなくて退院とか入院が伸びるのは勘弁したかったので、夜間に痛くても産むので選択肢1を選びました。

ちなみに、ダイラパンを入れるときも抜く時もそれなりに痛いです。

 

②処置後、赤ちゃんのモニターをとる

赤ちゃんの心拍数やお腹の張りの間隔などをモニターします。

処置後に結構張っていたので、分娩室へ移動しました。

 

③分娩室で待機

時々、陣痛に近い痛みを感じながらも本陣痛は来ず、予定通り無痛分娩の開始時間になりました。

 

④ミニメトロを入れる

ダイラパンを入れたものの子宮口が2cmしか開きませんでした。

無痛分娩に使う麻酔を入れる処置をするのは、子宮口5cmからという基準があるらしい。

そこで、水風船のようなものを入れて広げます。

これプラス促進剤で、子宮口を開くとミニメトロが抜ける(=4cm以上開いた)ということになります。

ミニメトロは入れるのは痛く無いけど、内診はダイラパンを入れた影響なのかかなり痛いです。

 

⑤促進剤を使い、痛みが我慢できないところまで待つ

これは子宮口が開く合図待ちとも言えます。

痛みのレベルのMAX10段階のうち、6.7くらいで子宮口が5cmに達しました。

私はここまで来るのに4時間くらいかかりました。

 

⑥麻酔をいれる

硬膜外麻酔を入れます。

陣痛の痛みがある中で、エビみたいな姿勢をとります。

陣痛のレベルとしては、思わず歯を食いしばったり、うめき声が漏れるレベルです。

これが結構しんどいです。

失敗すると麻痺とかのリスクもあるので、先生たちも慎重に痺れの有無などを確認しながら入れてくれます。

 

⑦麻酔が効く

すごい!本当に痛くない!!

現代医療ってすごいね!!!ハッピー!

テンションが上がるほど痛くなかったです。

この時効いてる薬は1時間ほどで効果が切れるので、次の繋ぎを後でしますと言われました。

麻酔が聞いたら促進剤の流量をmaxに増やして、子宮口全開大を目指します。

 

⑧赤ちゃんの心拍が下がる

私の痛みがなくなったところで、赤ちゃんの心拍が落ちてきました。

エコーによると臍の緒の位置の問題で、子宮収縮すると臍の緒が赤ちゃんに当たり、苦しくなって下がっているという判断。

ただ収縮が収まると心拍が上がるので、酸素投与しながら、四つん這いになったりしながら赤ちゃんの下降をサポートしました。

 

ここで私の痛みが無かったことは大きいです。

痛み最大でいきみたいけど、いけめないような状態の中、赤ちゃんの心拍ダウンを聞いたらパニックになっていたと思います。

また、四つん這いになるのは絶対無理。

 

⑨麻酔が切れる

1時間ほどしたところで麻酔が切れてきました。

繋ぎの薬を準備するにも、色々薬の効き具合などの評価がに必要なので時間がかかります。

その間、激痛です。

痛みレベル0から9.10ぐらいまで跳ね上がります。

子宮口全開になっていたし、赤ちゃんも心配なので産んだほうが痛みが止まるのは早いという判断で、いきんで産むことに!

ここが10分くらいだったので、非常に助かりました。

 

まとめ

無痛分娩はやってみてよかった!

子宮口全開になるまでの痛みが1番辛いところだと思います。麻酔切れた瞬間に、激痛でした。

あれが何時間と続いたら頭がおかしくなってしまいます。

 

ただ、前処置や麻酔の切り替えのタイミング含めるとそれなりに痛い思いをします。

(私も事前の同意書を読みながら、そんな気はしてました)

普通分娩ならしなかったであろう処置もあるので、無痛を選択したことで余計な痛みを感じている可能性もあります。

それに引き換えても、子宮口全開になるまでの陣痛の時間も痛みも人それぞれなので、無痛という選択肢はいいなと思います。

 

私からのメッセージ

これから無痛を検討される妊婦さんは、全く痛くないわけではないことを念頭に置いておきましょう。

よく「お腹を痛めて産んだ子」というフレーズを親から聞いたかもしれません。

お腹の中で長い日数育てて、産んだ後も会陰部の痛み、腰痛、痔、助産師さんの乳房マッサージ(激痛)など痛い所はたくさんあります!

 

親世代からは、割と無痛分娩の死亡事故事例などを心配されるかもしれません。

これに関しては、他の分娩や手術などでも同様のリスクはあると思うんですよね。

 

旦那さんはね、くれぐれも「必要?」などと言わないように。

歯医者で麻酔なしで治療されるとか考えてみてほしい。

 

長くなりましたが、読んでいただきありがとうございます。